任意売却

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競売による精神的ストレス

競売で負担となるのが精神的ストレスです。 ストレスは、新生活をスタートさせる上での大きな障壁となります。 競売にかけられてしまうと、どのようなストレスがあるのでしょうか。

近所に知られることによるストレス

競売になると、インターネットや新聞に物件情報が公開されることになります。

これを見れば、ご近所の方やお知り合いに、競売にかけられたという事実を知られてしまうのです。 ご近所に知られることは、想像以上に大きなストレスです。 日中、外で働いているご主人ならともかく、家にいる時間が長く、近所付き合いのある奥様にとって、とても大きな精神的ストレスとなるはずです。

外に出るのが怖くなって、引きこもりのようになってしまう方も少なくありません。 実際に、買い物はこっそり夜中に済ませるという生活を送る方もいるのです。

子供のストレス

自宅に住めなくなって、家を出て行かなければならないということになると、お子さんは学区を変えることになります。せっかく慣れ親しんだ学校を離れること、友達と離れてしまうことは、子供にとって、とてもつらいことです。中学受験や高校受験を控えている大事な時期に競売になったりすると、確実に大きな影響を与えます。自分たちだけではなく、大切なお子さんの人生に、大きな影響を及ぼすかもしれないのです。

「家を奪われた」ことによるストレス

任意売却は、自分の意思で売却するわけですから、ある程度心に覚悟があるものです。

しかし競売で家を出て行かなければならなくなると、「大切な家を奪われた」という気持ちで心がいっぱいになります。そうなると、新しい生活をスタートしようという気力も、すぐに出るものではありません。 精神的ストレスから体調を崩し、この先の生活に見通しが立たなくなってしまう場合もあります。

たかがストレスと考えて、甘く見てはいけません。 病は気からといわれているように、心が健康でなければ、新生活をスタートさせることは難しいでしょう。