任意売却差押

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差押とは

「差押」という言葉は、誰でも一度は聞いたことがあると思います。 しかし、具体的にどのような状態なのか、今ひとつピンとこない方も多いのではないでしょうか。

差押とはどのようなものかを、分かりやすく解説したいと思います。

差押とは

「差押」とは、国の権力を行使して、強制的に個人の財産を取り上げることです。 かといって、強引に財産を取り上げるのは窃盗行為となってしまいます。

そのため、必ず裁判所を通じて行われます。 裁判所から仮差押命令が出されると、予告通知書が届きます。 これは「もし払わなければあなたの財産を取り上げます」という警告です。 それでも支払わなかった場合、最終的に差押となるわけです。

差押されるのはこんな場合

もちろん、普通に生活していれば、差押されるということはありません。

差押されるのは、以下のような場合です。

税金を滞納したとき

借金やローンを滞納したとき

支払うべきものを支払わなかった場合、強制的に財産を取り上げられてしまいます。

差押の対象

差押の対象は、非常に多岐にわたります。

【不動産】
住宅ローンの返済が困難となった場合、家が差押となり、競売にかけられます。

【給料】
勤務している会社に裁判所から特別送達という書類が届き差押となります。差押の範囲は基本的には支給額に対し28万円までは4分の1で、28万円を越える部分は全額差押となります。

【銀行口座】
口座に入っている預貯金が差押となり、引き出しができなくなります。

【自家用車】
中古車は資産価値が低いため昔は対象外となることが多かったですが、最近では対象となる場合が増えています。

【自宅にある価値のあるもの】
テレビやアクセサリーなどの貴金属、その他高価なもの。

差押を回避する方法

差押を回避するためには、支払いが可能であれば、しっかり返済の意思を伝えることです。

支払う方法や期間を相談し、約束を守って支払えば、差押となることはありません。 支払いが困難な場合は、任意売却という解決策があります。

任意売却の手続きは複雑ですから、まずは専門家に相談するのがベストな選択です。 無料相談であれば、費用を気にする心配もありません。