代位弁済とは？　任意売却・不動産のプロが解説

代位弁済を簡単に解説

債務者以外の第三者が債務者の代わりに債権者に対して債務を履行することを指します。

不動産の場合は、債務者が借金や負債を返済できない場合、代わりに保険会社が債務者の代理で債権者に支払いを行います。

代位弁済が行われると、その第三者が債務者としての地位を得て、債権者に対して債務を有することになります。

また、この場合ローンとしての形が失われているため、一括での返済が求められます。

代位弁済を簡単に解説すると、借り入れや貸し付けの利便性を向上させつつ、貸主の貸し倒れのリスクを下げるための対処法のひとつといえます。

ここからは、代位弁済が行われる際の流れを見ていきましょう。債権者によって異なる部分もありますが、大まかには次のような流れで代位弁済は進みます。

債務者からの借金返済が滞ると、債権者から借主に対して、直接督促が行われます。電話や郵便などの方法が一般的です。

借主はこの段階でしっかりと対処し、返済を行えば、代位弁済は行われません。

貸主から債務者へ督促を行っても返済がなされない場合、借主は保険会社に対して代理で債務者に支払いを求めることが多いです。

おおよその目安としては債権者次第にもなりますが数カ月～半年で代位弁済を行うことが多いです。

もちろん保険会社によって債務者の支払いが行われるのと、代位弁済を行た旨連絡が債権者に届きます。

代位弁済のリスクは以下のようなリスクがあります。